整体術とは?・その4



整体術の基礎知識

骨格筋は筋細胞(筋繊維)の集合体です。
筋全体は結合組織で包まれ保護されており、筋膜は個々の筋繊維や血管、神経を包んでいます。

なにより関節を動かしているのは筋肉であり、筋肉は年齢、運動不足、痛み(ストレス)等によりその柔軟性は失われ、関節の可動性は損なわれてしまいます。

即ち、これが先に述べた「フィクセーション(不動化)」の状態であります。
この状態で、関節を操作することは無意味であり、容易ではなく、強行すれば、筋肉、靭帯、骨を損傷しかねません。


そして、関節内部は関節液に満たされており、関節表面(内部)は軟骨に覆われています。
これにより、関節の可動は円滑に行われています。

さらに、関節内圧は外気圧よりも陰圧に保たれているので、関節間の離開は最小限に抑えられており、容易には脱臼しないのです。

その3へ

その5へ

「整体術」へ戻る