整体術とは?・その6



整体術の手順

Step1,変位(サブラクセーション)を見定める

変位を見定める方法として、

一、視診 二、触診 三、動診

などが挙げられますが、この中でも初級者から上級者まで広く使われており、信頼性に優れているのは「動診」です。
(動作確認と呼称することが望ましい場合もある)

動作確認の結果、変位を整復(アジャストメント)する方向が決定します。


Step2,筋肉を緩める

関節周囲の筋肉の緊張を解除することにより、関節間の離開、すなわち関節腔内圧の減圧は容易になります。筋肉緩和操作の主な手法は押圧となります。

筋肉押圧には、精神的緊張の緩和(リラックス)効果もあり、精神的な緊張と筋肉の緊張は密接な関係にあるため、押圧は被術者(患者)に痛みを感じさせない“心地よい”力加減が良いでしょう。


Step3,矯正する(スラストによるアジャストメント)

関節周辺の緊張が解除されたところで、整復(アジャストメント)に移ります。
突発的な力(スラスト)を加えない他動的可動を「」と呼びますが、このモビリゼーションによるアジャストメントも不可能ではないので、無理なスラストによって被術者に苦痛・損傷を与えることは、決して行ってはなりません。

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